令和4年度 執行部 就任挨拶

2022(令和4)年4月吉日

法曹親和会会員 各位

就任のご挨拶

謹啓 桜の花びらが舞う季節となりました。

会員の先生方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、私たち法曹親和会の執行部は、本年3月16日の法曹親和会の年度末総会におきまして、令和4年度執行部にご選任戴きました。

コロナ禍が始まり、早2年余り経過しましたが、なおコロナが終息する気配はありません。その間、親和会の会務活動も種々の制約を受け、リアルな会合の数も激減し、会員相互の親睦の機会も少なくなってしまったような印象を受けます。

今年度もコロナ禍で活用され始めたウェブ会議を利用して多数の会員が効率よく会務に参加できる工夫をします。同時に、感染対策に万全の注意を払いながらリアルの会合もできる限り行って、会員相互の親睦を深め、会務活動を活性化したいと考えています。とりわけ、この2年間行われなかった親和会の最大行事である箱根の夏季合宿は是非とも実現させたいと思います。

さらに、今年度は、親和会の組織を強化し、政策集団として東京弁護士会や日弁連に有益な政策を提言し、かつ有意な人材を送り出していきたいと思います。そのためには親和会を構成する三会派が結束し、親和全期会との連携を強化していかなければなりません。また、親和会の組織の見直しも必要です。現在、親和会には5つの委員会のほか、2つの部会、6つのPTが存在しますが、既に当初の役割を終えたPTもあれば、新たな課題に対応するPTを新設する必要性も認められます。令和4年度執行部は、組織の選択と集中を果敢に行い、親和会を筋肉質な組織体制に造り変え、各会員が活き活きと充実した会務活動を行えるよう努めて参ります。

加えて、昨今の世界情勢をみると、プーチン大統領の率いるロシアがウクライナに軍事侵攻を強行し、罪なき多くのウクライナの民間人が犠牲となり、停戦の見通しのないまま、今も深刻な人道危機が発生しています。法律家集団である弁護士会は法の支配を蹂躙する最悪の人権侵害行為に対して、声を大にして非難しなければいけません。わが親和会も、弁護士会の中核を担う政策集団として、今後、憲法の保障する恒久平和主義という憲法的価値の実現と啓蒙に力を注ぐ必要があります。

私たち執行部は、1948年の創設以来70年を超える歴史と伝統を守りつつ、法曹親和会の発展に寄与する活動に専念する決意でありますので、会員の先生方におかれましては、私ども執行部に対して、格段のご配慮とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

謹白

令和4年度法曹親和会執行部

幹事長

遠藤 常二郎

副幹事長

吉村 誠   遠藤 賢治  堀口 昌孝
露木 琢磨  畑 克海   堂野 達之
石黒 清子  菊地 真治  小坂 俊介

副幹事長(事務総長)

木村 英明

事務次長

吉岡 剛   道本 周作  楠本 維大

常任幹事

古平 江都子 高橋 弘行  今枝 利光  紙尾 浩道
猪狩 清   大棒 洋佑  張﨑 悦子  武藤 慶
吉川 愛   瀬川 千鶴  飯塚 順子  古田 幸大

親和全期会代表幹事

川瀬 渡