ご挨拶
平成20年度法曹親和会
幹事長 水津 正臣
親和会の先生方、お元気でご活躍のこととお慶び申し上げます。
今年度の幹事長に就任しました25期の水津です。
親和会執行部は、これまで比較的多く経験してきたつもりでしたが、今は始めて執行部入りしたような緊張感に包まれています。前年度からの引き継ぎを聞いても目新しい感じがしますし、一つ一つの活動についても重みを感じています。
私は、幹事長立候補の所信表明として「楽しく役に立つ」親和会を目指していきたいと述べました。この目標は、前年度山岸幹事長も述べられたと思います。私は、それを継承しつつ、一歩でも前進できたらと思っています。
「楽しさ」の原点は、人の集まりだと思っています。会員各人が持っているエネルギーが集まれば、そこに大きなエネルギーが生まれ、活力が出てくると思います。活力がみなぎれば、心浮き立つものです。その為には、親和会の一つ一つの会合を充実させ、楽しい企画を考えたいと思っていますので、一人でも多くの会員の参加をお願いいたします。
「役に立つ」の原点は、私達の場合、やはり弁護士業務との関係で業務に役立つことだと思っています。特に若手会員は、これからの法曹人口の急増と相俟って仕事に対する危機感があると思います。
しかし、他方、仕事は、己を磨いていけば自ずとついてくることも間違いないと思います。己を磨かずして不安感で萎縮してしまうことだけは避けて頂きたいと思います。とはいえ、己の磨き方は、言うは易く行うは難いものです。そこで、執行部としては、そのお手伝いを少しでもさせて頂こうと思っています。
例えば、ある専門分野を中心に実務研究会を立ち上げ、そこに仕事を結びつける事などです。この実践例は、東弁の研究会があります。ただ、東弁のような大きな組織より、会派のこぢんまりした方が血が通い合い、特に若手に活動してもらい易いのではないかと考えます。既に、親和会全期会が「事業承継」を一つの柱として立ち上げていますので、親和会としても協力すると同時に、他の企画も検討していこうと思っています。
また、得意分野、これからやりたい分野の会員情報を会の情報源としてリストアップし、その分野の仕事の依頼を受けた会員が、何時でも協力してもらう弁護士を探し出せるようにすることも役立つのではないかと思います。
いずれも、弁護士会全体が取り組んでいる内容でありますが、信頼で繋がっている会派の中で行われれば、より充実したものになると信じています。
これから、更に激動の時代を迎え、やらなければならないことは数多くあります。それらにも適切に対処していく所存でありますが、数多くのことに対処することより、一つでも実が結ぶことを求めていきたいと思っています。
どうか、会員の皆様方におかれましては、前年度の執行部同様、否、それ以上に今年度の執行部に対して、ご協力ご指導頂きますようお願い申し上げます。
この一年間の会員の皆様方のご健勝、ご繁栄を祈念して幹事長就任のごあいさつとさせて頂きます。