平成21年度 事務総長 及川健二 就任挨拶

事務局長から事務総長へ

平成21年度法曹親和会
事務総長 及川 健二

及川 健二本年度の法曹親和会の事務総長に就任した33期の及川です。親和会の執行部入りは10年ぶりです。また、平成18年6月から本年3月まで日本司法支援センター東京地方事務所(法テラス東京)の常勤の事務局長であった関係上、約3年間は親和会の活動、弁護士会の活動から離れていましたので、久しぶりに会派の活動に参加しても知らない先生が多いことにも驚かされます。ちなみに平成17年の親和会の会員は客員会員を除くと1284名でしたが、平成20年の会員は1525人で、3年間で241人も会員が増えています。このような大所帯の組織の会員の求心力を維持するのは非常に難かしくなってきていると思います。しかし、法曹親和会の目的である会員の親睦と政策の策定実践を効果的に行うためには、組織の活性化は不可欠であり、法曹親和会のために微力を尽くしたいと思います。

ところで、法テラス東京の事務局長の職務は法テラス東京の事務を統括する地位にあり、具体的には地方事務所の事業、経費執行の管理、国選報酬額の決済、地方事務所所長の決済の準備活動(いわば予備決済)、その他、事業推進、改善計画の策定や裁判所、弁護士会、司法書士会、検察庁、法務省等の関連機関との業務執行に関する事務的折衝、契約書、合意書の交渉、職員の指導、監督、勤務評定、そして毎週1回の法テラス東京の執行部会の準備です(議題の選定、吟味、説明等)。

これに対して法曹親和会の事務総長は会則上「親和会の事務の掌理」とされています。名称が事務局長から事務総長に変わり、「法テラス東京の事務を統括」から「親和会の事務の掌理」に変わりました。今後も両者にどのような違いがあるのかを模索しながら、自分に与えられた職務を行っていきたいと思いますので、会員の皆様には長い目で暖かく見守っていただけるようお願いします。