2025(令和7)年4月吉日
法曹親和会会員 各位
就任のご挨拶
拝 啓
春分前日に雪が降ったものの、一足飛びに気温が10度近くも上がり、もはや汗ばむような季節となりました。先生方におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて私たちは、3月14日の法曹親和会年度末総会におきまして、今年度執行部として選任を戴きました。今年度いっぱい、充実した会派運営に力を尽くしたいと思います。
ところで、親和会綱領には、会派の目的として「親睦」「研修」「業務の拡大」があげられています。この中から、今年度は特に「研修」に力を入れたいと考えています。
時は幕末から明治の初め、戊辰戦争(北越戦争)で敗れ困窮した越後長岡藩に対して、窮状を見かねた支藩の三根山藩から米俵百俵が援助米として届きました。「これで暮らしが少しは楽になる」と期待した藩士に対して、佐久間象山の門下生で藩の大参事(現在の副知事)だった小林虎三郎は、「百俵の米も、皆に分けて食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万俵、百万俵となる。」と説得し、米百俵を売却して国漢学校を設立し、教育充実に充てたという逸話があります。皆さんよくご存じの米百俵の話ですが、その後国漢学校からは、山本五十六をはじめとする多くの俊英が輩出されたそうです。
教育や研修、自己研鑽はまさに将来に種を撒くことであり、因あれば果ありで、必ずやその効果があると信じています。親和会からも、これまで多くの俊英が輩出されていますが、将来の親和会、東弁、司法全体、ひいては国民のためになる人材育成のために、最も身近な会派での種まきに努めていきたいと考えています。
最後になりましたが、我々執行部は、親和全期会や他会派とも協力して、力を尽くす所存ですので、どうぞ、格別のご指導とお力添えを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
謹 白
2025(令和7)年度法曹親和会執行部
幹事長
谷 眞人
副幹事長
近藤 健太 遠藤 賢治 菊池 秀
二瓶 茂 石原 俊也 新 有道
河井 匡秀 吉川 愛 川端 克俊
副幹事長(事務総長)
堂野 達之
事務次長
青野 晋也 柿沼 彰 飯塚 順子
常任幹事
竹腰 幸綱 張谷俊一郎 花泉 温子 佐嘉田幸子
辻本 奈保 立山 大就 内田 貴史 岩瀬 誠
長瀬恵利子 柴﨑 拓己 山田真有弥 増本 匡樹
親和全期会代表幹事
今井 智一